Running my way

2018年8月に一卵性双生児の女の子が誕生!いきなり2児の父になったへっぽこ市民ランナーが、ランに育児に奔走します!PB2時間45分21秒(2021東京チャレンジマラソン))

【レポ】古河はなもも2019 その2 ~後半戦~

1か月前の神奈川ハーフ。一生懸命走った。一生懸命走って、ベストを出した。

 

86‘20。

 

今回のはなもものハーフ通過。

 

ネットで86’37。

 

走り終わって、Garminが教えてくれました。ハーフベスト出たよって。

 

85'55。

 

最初の3kmくらいまで遅かったので、3km ~ 24kmあたりの21kmがベストだったのかもしれない。

 

そんなペースで走って迎えた後半戦、レポ続きます!

 

20km~25kmまで(4’08 – 4’05 – 4’06 – 4’06 – 4’08)

 

ここまで4’05を見ないように押してきた。どんどん人を抜いてきた。不安を押し殺して突っ走ってきた。が、20kmを過ぎて、その瞬間はやってきた。

 

あれ、体が重い。Garminが4'10を示している。4’05に戻せない。

 

気づけばちょっと前に抜かした2人が脇を通り過ぎていく。抜かれた?

 

まじかよ。もうバテたのかよ。

 

一度深呼吸。バテたものは仕方ない。あと半分残ってるんだ。ここで力んだらお終いだ。

 

ペースのことは一旦忘れ、リラックスとランニングエコノミーを意識。余計な力を抜く。

 

Garminのペースは4’10に下がったが抜いた二人の距離は広がらない。よし、今はこれでいい。淡々と行こう。

 

 

23kmで横から

 

「どうですか~?」

 

と声がかかる。横を見るとおいやんさん。Nブロックからもう追い付いてきたのか。

 

「だいぶ重くなってきましたよ~」

 

と返す。おいやんさんに付いていけたのは200mほど。すぐに背中が遠ざかる。

 

ずるずる落ちそうになるペースを何とか維持している感じになる。

 

24km。

 

これ以上のペース低下を避けるべく、予定より1km早く、メイタンゴールドを投入することに決めた。封を切って一気に流し込む。

 

25kmの折り返し。

 

先行するおいやんさんが手招きをしているのが見える。

 

 

25km~30kmまで(4’03 – 4’06 – 4’06 – 4’03 – 4’09)

 

カフェイン効果か、一時的に体が軽くなる。おいやんさんの背中が少しずつ近づく。ペース調整してくれてるんだろう。

 

26km手前でおいやんさんに追いつく。

 

「お待たせしました」

 

「転んだせいで脚が痛いんだよね~」

 

みたいな会話を交わす。おいやんさんが無事マラソンを走れる日はやってくるのだろうか。

 

ここからしばらくおいやんさんと並走。ペースも回復する。

 

今回のはなももは結構厳しいコンディションだったのか、もともとサブスリー狙いで飛ばしてきたランナーが失速するゾーンだったのか、この辺りになると周りのランナーはサブスリーペースを超えるところまでペースが落ちていて、

 

おいやんさんと二人で周りのランナーを抜かしまくった。

 

あーなんか新横を走ってるみたいだ。

 

この区間は、なんか楽しかった。今回のはなももで一番楽しかった。

 

 

今思えば消耗をカフェインで誤魔化して元気の前借をして、無理なペースで突っ走った、というのが実際のところだと思う。

 

 

30km手前、4’05ペースで走っている中でおいやんさんが少しギアを上げたような気がした。僕はさすがにこれに付いていくのは危険だろう、と判断して少し離れた。

 

 

30kmの通過は2:03:30。ぶっちぎりの自己ベストだった。

 

 

30km ~ 35km(4’09 -4’15 – 4’14 – 4’20 – 4’16)

 

おいやんさんから離れても少しの間は一定の距離を保っていたし、ペースもそこそこだった。

 

このころまでは、何とか少しずつ失速はあるだろうが35kmくらいまでは4’10くらい、そこから何とかサブスリーペースくらいでまとめてサブ55、という青写真を捨てていなかった。

 

31km過ぎ。一気に脚が重くなる。この日2度目のガクッと来る瞬間。

 

20kmで一回キツくなってから、カフェインとおいやんさんパワーで粘ってきたが魔法が解けたようだ。

 

残り10km以上この状態で走るという事実に気を重くしつつ、でもどこまでまた楽になる瞬間がやってくることを期待しながらひたすら脚を動かす。

 

32km地点で時計を見る。2時間12分。

 

残り10.2kmを43分で走ればサブ55。ラスト0.2kmに1分見るとして10kmを42分。キロ4’12。

 

この時Garminは4'20ペースを示していた。

 

4'12であと10kmは無理だろ。

 

と思った。

 

いやまだ諦めない。すぐに思い直す。スパート出来るような残りの距離じゃないけど、気を抜かず、一歩一歩今できる範囲でしっかり走るしかない。

 

この区間は色々なことを想いながら走った。

 

家族のこと。はてブ三羽烏のこと。

 

今までの努力のこと。周りのランナーのこと。ちょっと前を淡々と走ってくれているおいやんさんのこと。

 

33kmでおいやんさんが救護へ。声をかけられる。

 

34kmで3度目のガクッ!体がまた重くなる。ここで最後の補給にメダリスト。

 

35km ~ Goal(4'14 - 4'25 - 4'19 - 4'33 - 4'38 - 4'39 - 4'33 - 4'38 - 1'22)

 

34kmで摂ったメダリストは確実に効いて、そこから3kmくらいペースを維持するのに役立った。

 

しかし38kmでまたペースダウン。4度目のガクッ。4'30を維持できなくなる。

 

この頃になると時折元気な猛者がスパートをかけてごぼう抜きにしていく例外を除き、

 

生気を失ったランナーが一心不乱にゴールを目指してフラフラと進んでいく様は、完全にゾンビの行進だった。

 

そんな39km地点の動画がYoutubeに上がっていたので画質は荒いが掲載。

 

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左の人です。

 

40kmを過ぎるとムカつきがひどくなり、少し蛇行が始まる。それでも、去年この辺でちみさんを抜かしたっけ、とか懐かしく思い出しながら走った。

 

41kmを過ぎると競技場へ。ペースは全く変わらないが少し精神的に元気になる。

 

42km手前でmizuさんに激励を受ける。

 

「残り400mだぞ!がんばれ!!」

 

激励を受けて必死に脚を前に出すがやっぱりペースは変わらない。

 

真っすぐ走れず、トラックに入って内側の縁石に乗り上げて転びそうになる。

 

第3コーナーを周ってゴールしているエビちゃんに声をかけられる。

 

時計が目に入る。

 

2時間57分を回ったところだ。グロスはベストなんだな。

 

と思い、小さくガッツポーズしながらゴール。やっと終わった。

 

ランナーの邪魔にならない位置に移動してその場に倒れこんだ。

 

 そのままの姿勢でしばらくの間、いつの間にか薄曇りに変わった空を眺めていたが、

 

「ゴールしてすぐ倒れこむのってかっこ悪いですよね。それまでずっと走れてたのに」

 

という大迫傑の言葉を思い出して、確かに別に倒れる程の疲れはもうないな、と思い直して起き上がる。

 

ちょうどおいやんさんがゴールしたところだった。

 

Goalから

 記録証を受け取り、mizuさん、えびちゃん、おいやんさんとゴール後の健闘を称えあう。

 

mizuさんはPB更新の2時間48分。強い人はコンディションによらず強い。

 

えびちゃんは初めて激沈をカマしたとのことで、ちみさんの影も踏めなかったよ~としょげていた。確かに先頭集団にかなり近いと錯覚するくらい前の集団にいた感じだったからな。。

 

おいやんさんはネットでサブスリー。怪我が大事に至らなかったようで良かった。

 

 

その後再びブログ村の陣地で着替えさせていただき、しばし談笑。しばらくしてbirdさんが記録証を持たず帰還した。聞けば途中で力が入らなくなりDNF。僕もつくばはDNFだったのでDNFの虚しさは知っている。

 

でも大体の場合、後で振り返ればDNFして正解の場合がほとんどですね。

 

その後もっと皆さんと色々話したい気持ちもあったものの、消耗の激しかったはてブロメンバーは混む前に会場を後にした。

 

 

ちなみにその際ブログ村陣地にサングラスを忘れ、キミ兄さんにピックアップいただくというオチがつきました。お手数おかけして済みません&有難うございます!

 

 

最後においやんさんと大宮でラーメンを食べ、例によって家族への土産を大量に購入して帰宅。

 

 

双子を風呂に入れ、ミルク飲ませて寝かしつけ。長い長い一日が終わった。

 

 

はなもも、色々と反省点はありますが同時に収穫も多く、そして何よりマラソンを満喫できた一日となった。当日お会いした皆さんやいつもこのブログを見たりコメントをくれたりする皆さんに改めて感謝します。

 

有難うございました!!!!

 

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この日唯一自分で撮った写真(笑)