横浜マラソン2016を思い出す
横浜マラソンといえば、自分にとって初のフルマラソン。前回開催された2016年でした。2年半前なんですね~。サブ3.5を達成したマラソンでもあります。なので結構思い入れはある。
ちなみに去年はそんな横浜マラソンに振られたので大井川にエントリー。結果、ご存知の通り横浜が中止で大井川は強行開催でした。。なので横浜から大井川に乗り換え!大井川愛してるぜ!と思ったのですが今年はアクアラインに浮気。来年は水戸かなぁ。
petaさんもサブ3.5を達成したときのことについて語っていたので、僕もちょっと横浜マラソンを振り返ってみようかと。参考になるか分かりませんが、横浜マラソンの様子なんかもちょっと伝わればと!
● 横浜マラソンまでのトレーニング
初めてのイベントがフルマラソン。それまでは5kmとか10kmとかハーフの大会に出たことは無かった。短い距離の大会に出ようという気持ちも無かった。
ゼーハーするの、嫌いですから(笑)
今はそうでもないんですけどね。
直近3ヶ月の走行距離はこんなもん。走り始めたのは2015年10月くらいで、10&11月はそんなに走ってません。
2015年12月:151km
2016年1月:271km
2016年2月:262km
この頃はスピード練習という概念はなく、徐々にまともに走れる距離を伸ばして、距離に慣れたらタイムを上げて、という感じでステップアップを図っていったように記憶してます。
スピードの方は全然なく、10kmを45分切るのがやっと。20kmをこのペースで走れる全力さんには全然及びませぬ。。
せめてスタミナだけはと、1月からはもっぱらロング走。30km以上のロング走内容を見ると・・・
1/17 34km 5'21/km
1/24 34km 5'17/km
1/31 34.4km 5'12/km
2/20 34km 5'00/km
2/27 39.5km 4'55/km
本番2週間前の2月末には39.5kmをキロ4'55で単独走破!こっちは全力さんよりは走ってるはず。
その後バングラデシュ人の友人の結婚式に参加するためにバングラデシュ旅行。ここで一週間ランオフして疲労を抜いて本番に挑んだのでした。
● スタート前
横浜マラソンは参加者2.4万人に上るマンモス大会。当日受付もないし、手荷物預けるのすら面倒だったので、家から手ブラで直接列に並ぶ作戦。走った後に必要となる荷物は妻に持ってきてもらいました(感謝!)
Tシャツに防寒のためビニール袋を被って電車に乗るのは恥ずかしかったな(笑)
ちなみにブロックにもよりますが、最寄り駅はみなとみらいではなく新高島になります。新高島のコインロッカーに預けるという手もありますね。
僕は新高島から列に並びました。新高島駅に着いたらダースベイダー(仮装ランナー)が改札のところで仁王立ちしていたのには笑った。
そしてマンモス大会ならでは。1時間前には結構な人が並ぶ。自分は50分前くらいに並びましたがブロック内でかなり後ろの方になりました。タイムを気にされるならなるべく早く並ぶほうがよさそう。並んだら暇つぶすものもないので1時間弱ひたすら待ちます。2016年は3月だったのでこれが寒くてつらかった。。
そして早く並ぶのでトイレに行きたくなるという問題も。号砲の時には立つのが疲れた、寒い、トイレに行きたいしか頭になく、走る意欲は完全に消えてましたね(笑)そんなわけで10kmまでは空いてるトイレを探しながら走ってました。みんな同じだったようで、スタート直後のトイレは激混み。
そんなこんなでやっっっと号砲。
● 5kmごとのタイム!
だいたいこんな感じでした~。
マラソンペース計算ツール Marathon Pace Calculatorより。
● 10kmまで
自分は確かDだかEブロックでした。申請時には自分の実力なんてわからないので4時間くらいで申請したような。この位置で8分くらいのスタートロス。ここまでロスが大きいと、もはやグロスでタイムを狙う気は全くなくなります。
スタートまでダラダラと進んで、そのままのペースがスタート後も続きます。1kmの通過が6分。その後もひたすら混雑、混雑。
10kmまで比較的空いているトイレを探し続け、やっと見つけてピットイン。ここで1分近いロス。。。
10km時点でサブ3.5からいきなり4分のビハインド。早くもサブ3.5を諦め目標をサブ4に切り替える(笑)
● 10km~20km
高速道路の下に入ってGPSが不安定に。サブ4集団に追いついたらしく周囲のペースは5'30ほど。ある程度右に左に避ければスピードがあげられるようになる。
GPSがおかしくキロ4でカウントしてしまったラップもあったりして戸惑う。実際にはキロ5くらいだったはず。
20kmまでにちょっとはサブ3.5に向けた借金を返済するも、まだまだ負債を抱えている。。
● 20km ~ 30km
ハーフを過ぎるといよいよ高速道路。横浜マラソン唯一にして最大のポイント区間。
だいぶ道が広くてまっすぐスピードを出せるようになってきた。脚も十分残っている。ということでハーフまで混雑で満足に走れなくて溜まりに溜まったフラストレーションをここで晴らすことにする。
たまにあるスターをゲットしたマリオカート状態。アクアラインでもあったけどもっとゾーンに入ったような感じでした。
キロ4'40前後にスピードアップ。10kmのベストとあまり変わらないスピードで30kmに到達。
30kmまでにサブ3.5達成の借金を完済。
● 30km ~ 40km
30kmを過ぎるとさすがに疲れてくるが、39kmまでは練習で走っているし想定の範囲内。ってことでキロ5だけは見ないようにひたすら押していきます。
34kmくらいから脚も攣り始め、残りの距離と体力のバランスを計算し始める。35kmを過ぎるとサブ3.5を何としても達成したくなり、
「初フルでサブ3.5獲ったらおいしいぞ!!」
と疲れた体に鞭打って粘る。妻も応援に来て、しばらくチャリで並走する変な人になってくれる(笑)
● 40km ~ Goal
40kmを過ぎると山下公園からみなとみらいへと再び華やかなエリアへ。周囲の応援も増え、疲れはピークだがテンションは上がる。そのままの勢いでゴール!
前半:1h47m30s
後半:1h41m
後半の方が6分半も早いビルドアップとなりました。今思い出しても会心の走り。というかこの時点でもっと速く走れる力はあったってことなんでしょう。
先週のアクアラインなんて前後半のタイムがほぼ逆だったことを思うと、伸びてないな~と思ったり思わなかったり(涙)
それを差し引いても前半温存して、高速道路をしっかり走るというのは横浜マラソンの走り方の一つな気がします。前半で消耗すると、高速で脚が終わってしまうんじゃないかと。
改めて横浜マラソン攻略のポイントは、
・ 早く並んでなるべくブロックの前の方を確保する
・ ただし早く並ぶ場合はトイレ問題をどうするかを考えておく
・ 高速道路下ではGPSがあまり効かないので、きっちり管理したければ手動ラップも検討
・ 10kmくらいまではまともに走れないことを覚悟する。サブ3のブロックあたりで行ければ違うのかもしれませんが。
・ 出来る事なら高速道路までは力を温存する。高速を爆走する。
あたりなのかなと。出走される皆さんの健闘を願っています!!大井川・水戸組も頑張ってくださいね~