Running my way

2018年8月に一卵性双生児の女の子が誕生!いきなり2児の父になったへっぽこ市民ランナーが、ランに育児に奔走します!PB2時間45分21秒(2021東京チャレンジマラソン))

駒沢公園ランのレポ3

駒沢公園ランのレポの続きです。

 

30kmからゴールまで(19'22" - 19'04" - ??)

 

30kmでSSさんが離脱。SSさんは先週の激坂に続いてのレース。調整して走ればサブ50いけるでしょう。
そしてしばしおいやんさんと2人になる。


伝家の宝刀(?)メイタンゴールドを補給。シャッキーン!みたいのを期待していたもののすぐに効く感じは無かった。


ちなみにカフェインって摂ってから効くまで30分くらいかかるって言われてますがランの途中で摂ると結構即効性があるように感じますよね。プラシーボなんだろうか。


カフェインは徐々に効いたのか何なのか良く分からないものの、少なくともしんどくなる感じは全くなく、脚も半分くらいは残っている気がしていた。この辺でおいやんさんと競歩のトレーニング軍団を見つけて一言二言談笑したのを覚えている。


ちょっとしてpetaさんが合流してくれる。脚の痛みから復帰途上のpetaさんは今回の出走は叶わなかったが、事前にラスト一緒に引いてください!とお願いしていた。

 

31kmくらいでサブスリーチーム、というかHighくんを抜かす。抜かすとしたらラスト2-3kmだと思っていたので想定よりだいぶ早い。さては失速したな。と思っていたら目の前でDNFしていた。Highくんはスピードは明らかに僕よりあるので、コツコツ続けていけばサブスリー、サブ50なんてすぐでしょう。

 

たまにオートラップに気づいて1kmごとのペースは見ていたので全体としてキロ4くらいで来ているとは思っていた、これまで経過時間や貯金は全く把握していなかった。


「時計見てませんがいいペースなんですかね」

「全然余裕。貯金あるよ」

「まだ僕も大丈夫そうです」

みたいな話をする。この辺では確かに余裕を感じていた。


しかしちょっとしてその余裕が少しずつ減っているのに気づく。おいやんさんについていくのに、頑張り度合いを上げないといけなくなる。息も少しずつ上がってくる。


おかしいな、結構急に来たな、と思っていたけどすぐに謎が解ける。32kmまでの1kmが3'47"。ペースが上がっていたのか。


ペースを上げても付いていけると判断したからおいやんさんが上げたのだろう。ペースを守って確実に目標をクリアさせるだけではなくて、時に刺激を与えて限界に挑戦させる、おいやんさんらしいな。と思って笑ってしまった。


Garminのペースはその後も3'50"切りを連発する。僕の調子はというと、キツいなりに普通に走れていた。

 

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ラスト3周、後6kmというところでトマスさんとまっさんが合流してくれる。この辺りから本格的にしんどくなる。どんなレースでも、それまでどんなに順調に走れていてもラスト数キロはキツいものだ。

 

そのキツさの半分は脳みそがレースを終えたくて信号を出しているだけだ、と思うことにしている。


今回もそれが来ただけだ。


petaさんも再合流。一度キツくなると次々とキツい瞬間がやってくるが身体は動かし続ける。前を行くおいやんさんとpetaさんにどうやって付いていくか、身体の動かし方や力の入れ方を工夫して出力を維持するのに必死になる。それ以外のことがあまり考えられなくなる。

 


あまり返事は出来なかったが一緒に走ってくれる人が声をかけてくれる。ラスト3周以降は走り終えた人達からも応援をもらう。


残っているデータでは39km目までは3'47"をキープしている。その後はGPSが狂ってまともなデータが残っていないが、少し失速したように思う。(後でGPSデータを見たら公園外の住宅街を疾走していた)

 

ラスト1周 - 何とか登り区間を乗り切る。おいやんさんにスパートしていいよと言われて、下りを利用して気持ちスパートらしきものをやってみる。実際にペースが上がっていたかは分からないが。


下っているためか、足元の距離表示が思ったよりも早く変わっていく。

 

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下りきって最後のカーブを曲がり、そしてゴール。

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解放された安堵感と疲労からその場に座り込み、そしておいやんさんと握手。本当にありがとうございました。

 

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ゴールのあと


2時間47分40秒のマラソンは結構あっという間に終わったが、実際には1か月前から既にレース中は始まっていると毎日自分に言い聞かせていた。自分で自分にプレッシャーをかけただけなんだけど、それで無駄に疲れたりナーバスになったりすることも少なくなかった。

 

 

走り終わって真っ先に思ったのは、そんな自分のランの事ではなく家族の事。僕の妻は僕が走っても全く嫌な顔はしないけど、あまりに疲れたり痩せようとしたりしているのを見てよく心配をしていた。

 

そんな家族のことを思い出し、ちょっとこみ上げるものもあった。

 

自分の中では一瞬こみ上げてすぐ元に戻ったつもりだったが、後で皆さんが共有してくれた写真を見ると、その瞬間をめっちゃ写真に撮られていてびびった笑。

 

シューズを履き替えダウンジョグで最後に駒沢公園を1周。一人で、ゆっくりと、喜びを噛みしめながら走った。

 

その後はカナ先生のヨガ。

 

ヨガのおかげで今回のマラソンのダメージはいつになく小さい。中3日で今日軽めのポイント練が入れられたほど。

 

その後は青空で軽く打ち上げ。こんなご時世だけど、青空でそれなりに密を避けながら談笑するくらいいいよね。

 

主催者トマスさんがむね肉チャーシューとゆで卵のアスリートおかずを提供してくれた。タンパク質と塩分が体に染み渡り本当に美味しかった。

 

その後も皆さんと普段の練習や今後のレースやシューズの話に花を咲かせ、

 

そしてお開き。

 

先日オープンした家の近くのケーキ屋に寄って帰るも既に売り切れ。かわりにコンビニスイーツを買って帰宅したら、妻がそのケーキ屋でケーキを買っておいてくれていたというほっこりエピソードがありましたとさ。

 

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これにてレポを終わります。

 

ペーサーをつとめてくれたおいやんさん。今回が20日ぶりのランにもかかわらず余裕の走りでびっくりでした。今回はVFN Flyknitというもう手に入らないスペシャルシューズを投入していたので、実は気合を入れてくれたのではないかと。またしても助けてもらって本当に感謝です。今シーズンは昨シーズン逃したサブ40を必ずやってくれると思います。

 

企画のトマスさん。3月のおいやんマラソンサブスリーを達成したトマスさんの雄姿をみて、名もなき大会にエネルギーを注ぐ素晴らしさを教えてもらいました。いつも通り細かいところまで配慮の行き届いた完璧な幹事っぷりにも感謝です。次回あれば、自分がペーサーをつとめようと思っています。

 

petaさんとははてブロに参加させてもらった時からの付き合いで、ずっと背中を追わせてもらってました。今回サブ50組での出走叶わなかったけれど、自分のお願いを聞いてくれて最後引っ張ってくれて有難うございました。きっと次のチャレンジマラソンでサブ50やってくれると思います。

 

まっさんやカナ先生、SSさんやトシ姉の努力やランを楽しむ姿勢、オチャメなところwにはいつも笑いや刺激を貰っています。

 

今回参加した方、いつもブログやTwitterで繋がっている方にもほんとに感謝!

 

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次走は今週末の奥多摩渓谷駅伝。このために今、必死にマラソンポイントを貯めています。家事掃除料理育児!!

 

次いで年始のハイテクハーフ、その後は1月末のチャレンジマラソン。ここでまずレースで同じレベルの記録を出すこと。

 

今回走った駒沢公園はコースとしては癖があったかもしれませんが、ペーサー給水天候を考えると、これ以上恵まれたコンディションはなかなか無いはず。チャレンジマラソンで風が吹いてもしっかり走れるところまで走力を上げたいですね。

 

それに向けて2ヶ月、しっかり準備して行きます。

 

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